2008年11月1日(土)~24日(月)
今年も現代美術の歴史に偉大な足跡を残した前衛画家「第12回草間彌生展」を開催します。
半世紀前に松本から世界に旅立った草間彌生、常に増殖し続けるイメージは彼女の作品となって世界中に広がっていきました。2006年に世界文化賞を受賞、空前の草間ブームを呼んだのはご承知の通りです。草間作品が世界中のファンを惹きつける魅力はどこにあるのでしょうか、永遠に見続けても決して飽きることがありません。
2008年10月4日(土)~19日(日)
スペイン・カタルーニュ地方出身の芸術家といえば、ピカソ・ミロ・ダリ・ガウディなど錚々たる名前が挙がりますが、このたびは20世紀最大の巨匠たち「ピカソとミロ版画展」を開催いたします。彼らの驚異的で旺盛な制作意欲は終生変わることなく、絵画・彫刻・陶器など生涯で膨大な作品を残し、90歳で没しました。
今展はピカソとミロの版画を約30余点展示販売いたします。この機会に作品を通じて、世界の巨匠に出会いましょう。
2008年8月29日(金)~9月9日(火)
「花降る日」で第21回安井賞特別賞、「室内楽」で第24回安井賞を受賞した有元利夫は、豊かな才能を十分に開花させながらも、惜しくも38歳でこの世を去りました。
10年間という短い画業の中で彼が遺した版画から、今展は「7つの音楽」「バロック音楽」「一千一秒物語」など、銅版画約30点ほどを展示いたします。
2008年7月1日(火)~13日(日)
「カラーの浜口、ノワール(黒)の長谷川」と並び称され、東洋の美を世界に開拓した銅版画の巨匠二人展を開催します。長谷川潔は、銅版画特殊技法マニエル・ノワールを発表し、東洋の墨の美を内包した作品はヨーロッパの人々の感動を呼び、世界の銅版画家として不動のものにしました。
また浜口陽三は、カラーメゾチント創始者として、他の追随を許しません。数多くの国際展で受賞を重ね、浜口芸術は国際的位置をゆるぎないものとしました。
この機会に忙しい生活の中にあって、しばし足を止め心底深くご鑑賞くださいますよう、ご来廊を心よりお待ちしています。
2008年6月1日(日)~22日(日)
1995年、ヴェネチアビエンナーレの絵画部門で東洋人初の優秀賞を受賞した千住博。
2007年には京都造形芸術大学学長に就任し、ニューヨークを拠点に制作活動をしています。世界が注目する天才アーティストです。
青木画廊は昨年開廊30周年を記念して「千住博展」を開催しましたが、今年も引き続き新作版画や日本画など約30点を展覧いたします。神秘の世界をご体感ください。
リトグラフ(手彩色)を中心に
2008年3月28日(金)~4月20日(日)
既存の書の形式にとらわれない独創的で自由な作風を確立した篠田桃紅。墨を用いた抽象絵画は国際的にも高い評価を受け、東京国立近代美術館・ニューヨーク近代美術館や大英博物館など国内外の主要美術館等が作品を所蔵しています。今展は版画を中心に25余点を初公開します。
展覧会初日の3月28日はめでたく95歳を迎えられる誕生日です。
皆様と共にお祝いし、この機会に篠田芸術の魅力に触れましょう。
2008年3月9日(日)~23日(日)
藤田嗣治は昨年生誕120年にあたり東京国立美術館・京都国立近代美術館・広島県立美術館で大規模な回顧展が巡回されました。今年は藤田の没後40年で、これを記念した青木画廊は第2回目の「藤田嗣治展」を開催いたします。
2008年1月10日(木)~31日(木)
今年の初企画展は、孤高の画家ー安藤義茂展(旧北条出身)を開催します。
今年は彼の没後40年を迎えました。
日本のルオーと呼ばれ、独自に考案した「刀画」は高い評価を得、今日もなお人々を魅了し続けています。
今展は刀画を中心に水彩など未公開の作品約25点を展覧いたします。今後も郷土出身の画家に光を当て、彼等の足跡や画業に触れていただければ幸いです。